【料理レシピ】バターを訝しむ
偏屈な性格だと自認しております。
例えば比較的予算の高い料理店に行き、破茶滅茶に美味しかったとしても
「こんだけ値段高いんだから当たり前やろ」
とか思ってしまうのです。
じゃあ安ければいいのかと言うとそうではなく
「週一ぐらいで通える価格帯で、ここまで美味しい上にシェフのこだわりによる感動が味わえるなんて〜〜!!
めっけもんや〜〜!」
が自分にとってのbestestのようなのです。
例えばそれは、名古屋・西高蔵のpokojさん
https://tabelog.com/aichi/A2302/A230201/23053851/
三重県・桑名市のイルフェボウさんも、まだ一度しか行けていないけど"感動"系のお味だった。
(つまりはただのケチじゃないのかと思いつつも、清水義範さんの「大(でゃあ)名古屋辞典」に端を発する、
「この値段でこの内容ならお値打ちだがね〜〜」
な名古屋スピリットが自分の中にも流れているのだ、と。
せめてもの反抗として自負させて欲しい。)
それと同じ文脈で、食材のバターに関しても拗れた想いを抱いております。
バター使ったらなんでも美味しくなるに決まってるやん、と。
高級洋菓子、高級パンと謳われるものの美味しさの正体ってつまり、良いバターをふんだんに使ってるからでは?
私の中では完全にチートアイテム。
まだニビジムでイシツブテ相手にみずてっぽうとか使う段階なのに、通信ケーブルで先にクリアした兄のボックスからラプラス(言うこと聞くか聞かないかは運次第、しかし聞かない訳ではない)連れてきて、イワークもろともハイドロポンプをビッショビショに浴びさすポケモントレーナーと同義ではないでしょうか。
クックパッドでレシピを探す時にもこの偏屈さは発動し
「こんなに!調味料と!食材使ってたら!
美味しくなるに決まってるじゃろがい!!!」
と、用意すべき材料を端折りまくる始末。
それでも美味しく仕上がる事があったんだなぁ…みつを
今回はそれらをご紹介させて下さい。
せめてもの抵抗として。
- キャロットラペ&牛蒡のきんぴら
2.鰯の梅煮
3.小麦粉不使用のガトーショコラ
4.卵不使用のドーナツ
この後、アルミフリーのベーキングパウダーを教えてもらったのでそれを使って再挑戦したものがこちら↓
やはり用意するものが少ないとすぐ取り掛かれる&今日冷蔵庫に○○ないや…の日でも作れるので、めちゃくちゃヘビロテしています。
ところで、フィクションにおける偏屈な人物って、大概真っ直ぐなヒロイズムに憧れを抱いてる反動で屈折してる事が多いように見受けます。
…御多分に洩れず、結局ワイも本当は凝ったシャレオツ料理に取り組みたいんや…。
しかし、それにしか使わない調味料または具材を目にした瞬間
「こんなえーもん使っとったら美味くなるに決まっとるじゃろがい〜〜!!」
とまた偏屈の洞窟に駆け込んでしまうのです。
そんな隠者ですが、そこまで良いお肉じゃなくても美味しいローストビーフを作る事を密かな目標として掲げております。
ローストビーフという名の松明を手にし、偏屈の洞窟(hiphop感)奥深くから抜け出せますよう、祈りを込めて…。